【海プロ2021】愛媛開催レポート
開催報告
水中ドローンで知る「私たちの海」in愛媛は、2021年9月25日に県内在住の小学校生、お体の不自由な方向けに、水中ドローンで海の現状を知ってもらい、見つめ直すきっかけ作りとして、開催しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催日時 | 2021年9月25日(土) |
開催場所 | 伊予市森漁港 |
参加者 | 小学生 14名 |
共催 | 株式会社D.I.G |
主催者レポート
愛媛県の伊予市森漁港にて、小中学生向けに水中ドローンの操縦体験を開催しました。水中ドローン「CHASING M2」を使用しインストラクターの操縦指導の元、子供たち自身で海中の観察をし、魚を撮影したり、海中のごみを確認することができました。途中水中ドローンのスラスターに海底に沈んでいた釣り糸のごみが絡まるトラブルが発生しましたが、これにより偶発的ではありますが、環境問題について現実的でより身近な問題として考えるきっかけを作ることが出来たと思います。また、愛媛県水産研究センター栽培資源研究所の方々の協力により、地元で獲れる魚や海ごみについて詳しくお話をしていただき、子供たちも資料を見ながら集中して聞き入っていたのが印象的でした。その後のパネルディスカッションでもそれぞれの考えをきちんと発表でき、子供たちにとって有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。また、数社メディアからの取材を受けることにより、「水中ドローン」の普及・知名度の向上・環境問題について県内外の方へのアピールが出来たのではないかと思っております。何より子供たちが楽しそうに参加していたのが、非常に良かったと思います。
開催経緯
今回の開催場所である愛媛県伊予市森漁港は、以下の観点から開催地として選びました。
- 近くにある愛媛県水産研究センターの協力を得られたことで、子供たちに地元で見ることができる魚や海ごみについて環境問題の指導が適切にできると考えたこと
- 普段から釣りをされている方も多く、より身近な海の環境状況を知ることで、今後子供たちの学習においても興味を持ちやすいのではないかと思ったこと
- ロケハンにより、比較的濁りも少なく生物や浮遊ごみの撮影が確認できていたこと
- 道路に面しておらず車の往来も少なく安全性を確保できるところ
- 市内からのアクセスが良いこと
- 参加者保護者の駐車場が確保できること
- 行政、地元漁協も開催にあたり協力的であり、使用許可等非常に迅速に対応頂けたこと
- 伊予市教育委員会からの後援を頂けたこと
- 地域住民、釣り客の理解もあり快くイベント開催を承諾いただけたこと
体験会参加者の声・水中ドローンで何ができる?
- 魚は釣り糸やゴミを餌と思って食べていたので、ゴミは持ち帰ろうと思った。
- 海の中は思ったより汚れていた。もう少し青く澄んでいると思っていた。
- 水中ドローンを使って海やSDGsのことについて考えることが出来た。
- 普段の海遊びではわからない部分に目を向けることが出来た。(ゴミなど)
- 海が汚れているのが人間のせいであることが分かり、恥ずかしかった。
当日のダイジェストムービー
メディア掲載情報
※NHK松山
愛媛新聞(9月27日付)
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。