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【第9回水中会議(ミズナカカイギ)】オンラインセミナーを開催しました

2023年11月15日(水)にオンラインセミナー【第9回水中会議(ミズナカカイギ)】を開催いたしました。

第9回は次世代水中ロボット開発人材を担う沖縄海洋ロボコンの実行メンバーの九州職業能力開発大学校 岡田様
AUV官民プラットフォームの事務局を運営する内閣府総合海洋政策推進事務局 川口様にご登壇いただき
日本における水中ロボットの未来に向けたヒントとなる講演をいただきました。

第1部(15:05~15:45)「沖縄海洋ロボコンを通しての企業支援」
講演者:九州職業能力開発大学校
生産電子情報システム技術科
博士 岡田 正之氏(Masayuki Okada)

研究の一環で海底電磁場観測を行い、更なる効率化を図るために計測機にAUV機能を融合した水中ロボットを開発するも
成果には課題があり苦慮していたところ、JAMSTEC吉田氏の水中ロボットレクチャーを転機に学生の水中ロボットの理解が深まったことを冒頭で説明
その後、政府が発表した海洋基本計画のタイミングもあり「沖縄海洋ロボコン」の開催を働き掛け、学生に協議をすることの目標も持つことができた。
プレコンテストを経て2014年から「沖縄海洋ロボコン」を毎年開催。
全国の水中ロボット開発を学ぶ学生に成果を示す機会を創出したことを示した。

今年も沖縄海洋ロボコンは開催予定。学生の進路先として水中ロボットに携わってもらえるよう業界の盛り上がりを求める思いもお話いただきました。

 

第2部(15:45~16:25)「AUV戦略について」
講演者:内閣府総合海洋政策推進事務局
参事官 川口 悦生氏(Yoshio Kawaguchi)

海に囲まれた海洋国家として、AUVをはじめとした海洋ロボットの国産化・実装、その先には世界に向けてAUVのトップセールスとなれるように
等総合的に官民協議がなされた「AUV官民プラットフォーム」の概要と展望についてご講演いただきました。
意外と今の水中ドローンユーザーからは知られていないことで、「海洋基本計画」が平成20年から策定されていたことや、「海洋基本法」の存在から
当協会の会員の方々も法律・施策・国家戦略について知れる有意義な講演をいただきました。

また、質問も開催前から多く頂き、国民として、水中ドローンユーザーとして気になることを直接質問ができたことについても視聴者の方々からも
好評のご連絡もいただけました。

御登壇いただいた皆様、ありがとうございました!最後はみんなで笑顔で!

今回の開催は、日本における水中ロボットの未来について一歩踏み込んだ講演で少々緊張感があるものの非常に有意義な講演でした。

内閣府総合海洋政策推進事務局 川口様からも九州職業能力開発大学校 岡田様からも共通しておっしゃっていただけたことは
「運用人材育成の重要性」「運用市場の成長・開拓・整備」でした。

協会会員様のお陰もあり、当協会もこうした行政・自治体・教育機関からの課題やご意見、お話を頂ける機会が増えてまいりました。

今後も、一般社団法人日本水中ドローン協会は水中産業の発展の為、このようなイベントを開催して参ります!

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