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【海プロ2023】熊本開催レポート!

開催報告

一般社団法人日本水中ドローン協会と水中ドローンスクール熊本校(運営:株式会社ベルポート宇土)は、2023年10月22日(日)に海の豊かさを知っていただく事を目的として、熊本県水俣市湯の児海岸で小学生を対象に水中ドローンを使用して海を知っていただくイベント、水中ドローンで知る「私たちの海」 in 熊本を開催いたしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催日時 2023年10月22日(日)
開催場所 湯の児海岸(熊本県水俣市)
参加者 15人
共催 水中ドローンスクール熊本校(株式会社ベルポート宇土)
協力 NPO法人おもいでつくる水俣、水俣ダイビングサービスSEAHORSE

主催者レポート

開催経緯

昨年に続き、水俣市 湯の児海岸での開催を決定しました。水俣市は四大公害病の水俣病発生地として全国的に負のイメージが定着しています。しかし、実際には透明度が高く、魚種も豊富で美しい海が広がっています。この情報を広めるために、啓蒙活動を続けることが重要だと考えました。 今年も地元のダイバー、森下誠さんやNPO法人おもいでつくる水俣の杉本代表など、多くの皆様のご協力を得ることができました。湯の児海岸は、安全な会場で、水中ドローンを操縦する子供たちにとって適した環境が整備されています。 子供たちに水中の生物や植物を自ら水中ドローンを操縦して観察し、森下さんとの海中からのLIVE質疑応答時間を提供し、杉本さんから水俣の海の歴史、ブルーカーボンや海洋ごみの起源、マイクロプラスチックについて等を講演をしていただくことで、子供たちが水俣の海を理解する手助けとなると判断し、湯の児海岸を開催地として選定しました。

有識者コメント


人々が環境保全や保護に対する行動を起こす為には、現在の状況や過去、対策法など知ることが必要であり、そういったことを知るためには、まずそのことに興味を持ち好きになることが大切です。水中ドローンは、そういった意味で、操作自体に興味を持ち、操縦を通して海中を見ることができ、海自体にも興味を示すことができるツールだと思います。また、その楽しい経験とそこで生まれた海への疑問が、さらに海への興味を引き立てもっと海を好きになる可能性を持っていることを感じました。そこで興味を持った子供たちは、海の豊かさや、海の環境保護について、きっと考え、行動をとる大人になることができるであろうと感じました。また水中ドローンが、水中の作業だけでなく、調査などにも使用できるなど、今後様々な海の活動ができ広がる可能性を持つツールであることもわかりました。今回参加した子供たちも、水中ドローン自体にも、海の様子にも興味を示し、講和とパネルディスカッションでも話に積極的で、このイベントが子供たちと海の未来につながることが感じられました。
(NPO法人おもいでつくる水俣 杉本 崇様)

体験会参加者の声・水中ドローンで何ができる?

・海がとてもきれいで魚がいて面白かった。
・自分が思っていたより、海がきれいでびっくりしました。
・色々な魚や珊瑚をみて海は豊かだと思いました。
・(水中ドローンの)操作が難しかったけど、海の中が見れてよかった。
・僕も見たことがなかった生物を見られてよかった。
・子どもたちと帰りの車の中で今日の話をもう一度考えてみます。

【水中ドローンに今後どの様な機能を期待するか】
・水中ドローンにマイクロプラスチックに反応して回収できる機能
・アマモなどの植物の種を植えられる機能
・釣り糸やロープなどを切って回収できる機能
・アームの先に磁石をつけてルアーや餌木を回収できる機能
・増えすぎたウニを開いて魚に食べさせる機能

【気になったパネルディスカッション】
杉本さんの講演では、水俣の歴史から始まり、ブルーカーボンや海洋ごみの起源、マイクロプラスチックについて、地球の海洋の広がり、その重要性について水俣の海の歴史とともに学びました。 その後、パネルディスカッションの形式で、水中ドローンにどのような新機能を追加すれば大切な海洋環境を守る手助けになるかを考え、子供たちにアイデアを発表してもらいました。子供たちは大人たちが思いつかないような創造的なアイデアを提案し、真剣に海洋保護に取り組む姿勢を示しました。 この経験を通じて、彼らが自分たちができることを想像し、その目標に向かって努力する意欲を育む機会となりました。

 

当日のダイジェストムービー


このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

活動実績