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当協会の活動実績

イベント

【海プロ2023】名古屋開催レポート(2日間開催)!

開催報告

一般社団法人日本水中ドローン協会と水中ドローンスクール名古屋校は、2023年10月14日(土)/15日(日)に渡って、名古屋市在住の小学生・中学生・高校生を対象に水中ドローンを使用して名古屋の海を知っていただくイベント、水中ドローンで知る「私たちの海 」in 名古屋を開催いたしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催日時 2023年10月14日(土)・10月15日(日)
開催場所 名古屋港ガーデンふ頭 南極観測船ふじ前
参加者 1日目 小中生13名 ・2日目 中高生19名
共催 水中ドローンスクール名古屋校(株式会社アルタバディマリン)
後援 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、名古屋港管理組合、株式会社フジトランスコーポレーション
協力 水中ドローンスクール岐阜校(合同会社KISTY D&D)、水中ドローンスクール愛知校(合同会社セイビ)、根がかりPROJECT

主催者レポート

コロナ感染症が落ち着き各地域では、いろいろなイベントが開催されている中、募集開始当初は、参加者がどのくらい集まるか?が心配されましたが名古屋市外からの参加希望者もあり、多くの参加者がこの環境を考えるイベントに関心があると感じました。開催にあたり大手海運会社『フジトランスコーポレーション株式会社』さんから後援と協賛をいただき当日は海洋プラスチックごみを再生利用したボールペンや大型船舶のペーパークラフトを配ることができました。環境への取り組みを大きくアピールすることができました。レクチャー後の体験会では、水質が良くなく(濁り)魚を観察ることができませんでしたが、逆に身近な海の状況をしっかりと観察することができ、環境保全または環境改善をする必要性と参加意識の向上に目を向けることができ参加者、主催者ともに改めて環境を考える機会ができたと思います。水中ドローンはいろいろなものを結びつける絶好のアイテムかと思います。初日となる14日(土)は小中学生を対象に開催し、2日目の15日(日)は高校生以上の学生を対象に開催しました。
対象年齢層が変わるだけで、伝え方も変われば反応や考えてもらえる言葉も変わってきます。
特に2日目の学生からの中にはドルフィントレーナーを目指す専門学校生や環境保全に真剣に取り組む学生もおり、名古屋港の海中を初めて観察できたと好評でした。

開催経緯

今回の募集地域として、愛知県下の高校生専門学校生を募集をかけました。特に対象となる地域の海に関連する学校に参加を募りました。愛知県下の身近な海域の場所として名古屋港があり、県内外から数多くの人たちが足を運ぶ場所となります。特に名古屋港ガーデンふ頭には海洋博物館、南極観測船ふじ、名古屋港水族館と一度は訪れたことのある場所となります。会場まで地下鉄『名古屋港駅』下車5分という立地条件が良く駐車場も隣接しているためアクセスが便利です。実際にレクチャー会場となったポートビル会議室は、名古屋海洋博物館もあり海洋プラスティックごみ、名古屋港内の浮遊物の回収を行う船舶の動画や貿易港としての役割のコーナーなど数多くに学習を行える場もあり海の学習をする場所として適していました。海域では、安全策があり参加者の安全を確保しやすく、また、他の施設の一般客の目に留まり易く宣伝効果の付加価値もありこの場所に決定しました。身近な海域の名古屋港の現状を知り、名古屋市各地域に在住する参加者が身近な場所からのプラスティックごみは堀川や中川運河を流れ、いずれ名古屋港へたどり着くことを知ることができる機会になるためとも考えました。

体験会参加者の声・水中ドローンで何ができる?


・船に紫色に光る貝がたくさんいた。(小学生)
・海底に沈むごみをアームの付いた水中ドローンを使ってみたいです。(小学生)
・またやりたい。・海が濁っていてなにも見えなかった。(小学生)
・新しい生物を見つけたい。(小学生)
・水をきれいにしたい。(小学生)
・海洋生物を自動的に保護したい。(中学生)
・なかなかできない体験ができた。(高校生)
・生物のために自分たちのためにも海をきれいにしたい。(専門生)
・名古屋港って汚いなと思った。(専門生)
・お小遣いをためてドローンを買いイカダの周りをのぞく。(高校生)
・水中ドローンという物があることを知ってましたが実際に触れたことがなかったので『すごい!』って最初思いました。(高校生)

■有識者のコメント
以前から気になっていた海洋プラスチックごみの中でも『釣り糸』について漁業を営む海域のや愛知県内でも数か所ある釣り公園といわれる場所での海底に残る釣り糸が自然分解されるまで600年の月日がかかるといわれています。
今回登壇すると同時に水中ドローンで釣り場の釣り具の回収を行っている団体があると知り、安心したと同時にこの活動が今後闊達になることを望んでいます。
水中ドローンを活用した学校内での啓発活動は、機運醸成することができ名古屋港の生物観察や環境への取り組みに今後もできる限り協力していきたいと思います。
(名古屋港水族館 飼育展示部 学習交流課 加藤浩司様)

当日のダイジェストムービー


このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

活動実績